text展覧会に寄せて

ダイアローグ「日々を彩るもの」によせて

ミレイさんとの二人展のお話がはじまったころ、まだまだコロナは少なく順調に行ったら8月頃に開催しましょうね。と話していたのだが、あっという間に外出禁止のようになり先の見えない状態に陥って私たちははじめての体験をしたように思う。会えない中、オンラインミーティングで話しを重ねるなか、描きたいものがよりはっきりと見えていったように思う。

ミレイさんとのやりとりは一緒にマラソンをしているような、心強い併走者を得たような心持ちだった。コロナで家に篭りっぱなしの時、こどもをどんな風に遊ばせるか思案する中、あっミレイさんこんなふうにしてるんだ。それぞれの生活、眼差しを知ることで和やかな気持ちになった。目にする色彩、日常の草花、雨の日も晴れの日も続いていく毎日。心が何を捉えているのか。ミレイさんの写真から元気をもらっていたし、自分自身が見えてくるときもあった。

こどものエネルギーに付き合いながら日々を過ごす中で、素直に感じているものを描くようになった。こどもがバンバンのりで貼って作品をつくるような構えないのびやかさ。小さい世界は満ち足りていた。色と形に向き合うといつの間にか生まれるエネルギーそのものに生かされる。
今回はこどもと一緒に描いたものもある。その時間をいかに心地よく過ごすか、それがどう重なっていくか、それは日常の中で制作をする上で大切なことだった。皆さんの考えを聞きながら展覧会を作っていくことも貴重な体験だった。展示がはじまる今、ミレイさんの心地よい世界観に作品が響きあってくれること、観てくださる皆さんの日常の彩りになってくれることを願っています。

ミレイさん 直子さん 金城さん ティトスさん レネミアの皆さま 家族のみんな ほんとうにありがとうございます。

さいゆうき